72時間ドキュメント

「今日は何ですか?」と話しかけてきた男性。会話の中で「みんな家に閉じこもっている人が多いんだよな。サラリーマン時代に仕事ばっかりしてた人はやっぱり閉じこもる人が多いね」と。きさくなおじさん。コンピューター関係の仕事を30年。F通の研究所にいて65歳で定年。現在72歳。現役時代飛行機は乗っていたが今は撮る方が楽しい。仕事一筋で、ヨーロッパ、アフリカなどで海外出張が多かった。

「会社時代は金もうけの仕事ばっかりだった。お金ばかり数える仕事。今はお金数えなくていいのがいい」と話す。

「今月1億円足りないとか、来月2億円予算が立たないとか」それを30年もやった。「お金の管理は今は奥さんに任せている、欲しいときもらう」「お金ないってこんなにハッピーかと思う」

リタイヤして7年。今は飛行機の車輪が気になるという。あんな大きな機体を小さな車輪が支えている。ぶらりとやってきて飛行機の写真を撮るのが日課だ。仕事だとも言っていた。